恒久的施設:PE

☆☆☆恒久的施設(Permanent Establishment:PE)
租税条約では所得の種類別に規定が設けられています。中でも事業所得は「PEなければ課税なし」が原則です。
PEの概念は重要概念です。OECDモデル租税条約は以下のように定めています。あくまでもモデルですので、実際の二国間租税条約を確認する必要があります。しかし、OECD理事会は、加盟国がモデルと異なる見解を採る場合は、OECD租税委員会に公式な所見を提出しない限り、モデル租税条約及びそのコメンタリーに従うべきであるという公式勧告を採択しています。二国間租税条約も基本的にOECDモデルに沿ったものといえるでしょう。
なお、実行にあたっては貴社の顧問税理士に確認して下さいますようお願い致します。

第5条 恒久的施設1.この条約の適用上、「恒久的施設」とは、事業を行う一定の場所であって企業がその事業の全部又は一部を行っている場所をいう。
2.「恒久的施設」には、特に、次のものを含む。 a)事業の管理の場所 b)支店 c)事務所 d)工場 e)作業場、及び f)鉱山、石油又は天然ガスの抗井、採石場その他天然資源を採取する場所
3.建設現場又は建設若しくは据付工事は、12ヶ月を超える期間存続する場合に限り、恒久的施設とする。
4.1から3までの規定にかかわらず、「恒久的施設」には、次のことは、含まれないものとする。
a)企業に属する物品又は商品の保管、展示又は引渡しのためにのみ施設を利用すること。
b)企業に属する物品又は商品の在庫を保管、展示又は引渡しのためにのみ保有すること。
c)企業に属する物品又は商品の在庫を他の企業による加工のためにのみ保有すること。
d)企業のために、物品若しくは商品を購入し又は情報を収集することのみを目的として、事業を行う一定の場所を保有すること。
e)企業のために、その他の準備的又は補助的な性格の活動を行うことのみを目的として、事業を行う一定の場所を保有すること。
f)a)からe)までに掲げる活動を組み合わせた活動を行うことのみ目的として、事業を行う一定の場所を保有すること。ただし、当該一定の場所におけるこのような組合わせによる活動の全体が準備的又は補助的な性格のものである場合に限る。
5.1及び2の規定にかかわらず、企業に代わって行動する者(6の規定が適用される独立の地位を有する代理人を除く。)が、一方の締約国内において、当該企業の名において契約を締結する権限を有し、かつ、この権限を反復して行使する場合には、当該企業は、そのものが当該企業のために行うすべての活動について、当該一方の国内に恒久的施設を有するものとされる。ただし、その者の活動が4に掲げる活動のみである場合は、この限りではない。
6.企業は、通常の方法でその業務を行う仲立人、問屋その他の独立の地位を有する代理人を通じて一方の締約国において事業活動行っているという理由のみでは、当該一方の国内に恒久的施設有するものとされない。7.一方の締約国の居住者である法人が、他方の締約国の居住者である法人若しくは他方の締約国内において事業(恒久的施設を通じて行われるか否かを問わない。)を行う法人を支配し、又はこれらに支配されているという事実のみよっては、いずれの一方の法人も、他方の法人の恒久的施設とはされない。
*恒久的施設の所見・・・イタリア、チェコ、スロバキア、メキシコ、ポルトガル、スペイン、ドイツなど
*恒久的施設の留保・・・オーストラリア、ギリシャ、大韓民国、NZ,ポルトガル、トルコ、米国、カナダ、デンマーク、アイルランド、ノールウェイなど

各項の具体的な解釈等は、モデル租税条約のコメンタリーを参照する必要があります。

恒久的施設・・・続き

☆☆☆OECDモデル租税条約の位置づけ

モデルは考えられる状況ごとに、それぞれのルールを設けています。しかし例えば、配当、利子に係る源泉地国の税率や二重課税排除の方法選択等は、OECD加盟国の自由に委ねられている。また、コメンタリーで本文に代替又は追加する規定にも言及しています。

☆☆☆コメンタリー
モデルの各条項には、具体的例や解釈をコメンタリーがあります。コメンタリーは、法的拘束力をもつ各国の租税条約に付属するものではありませんが、条約の適用・解釈や紛争の解決に利用され、加盟国の税務当局及び納税者は、コメンタリーを参照しています。加盟国の裁判においても利用されています。

☆☆☆コメンタリーの所見、留保 所見(observation)は、当該加盟国が各条項のコメンタリーに従えない場合に、その国が当該条項の適用を表明したものです。


留保(reservation)は、当該条項に合意できない加盟国が、その旨の意見やその理由等を表明したものです。

不動産の有効活用

土地・建物の有効活用

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09.10.16